
2019年10月21日にテックキャンプ(旧テックエキスパート)へ入学した僕ですが、無事に全学習カリキュラムを終え、2019年12月26日に卒業しました。
【#テックエキスパート DAY66】
学習時間▶︎3h 計550h📖学習内容
・個人アプリ開発
・最終課題発表今日で無事にテックエキスパートの学習カリキュラムが全て終了しました😌
合計学習時間は約550時間!🕛
64期の人達は優しい人ばかりで、この期で学習を始められ、本当に良かったと思います☺️
— ユウマ@TECH::EXPERT64期 (@yuuuma_11) December 26, 2019
仕事の傍ら独学での学習を約6ヶ月(実際に学習した時間はもっと少ないですが)続けた後、本格的にエンジニアに転職するために仕事を辞めテックキャンプに通い始めた僕ですが、結局テックキャンプに通ってどうだったのか結論からお伝えすると、
僕としては、「通って良かった」です。
ですが、「通ってよかった」とは言いましたが、良い面ばかりではなく悪い面も当然あったのも事実です。
そこで当記事では、テックキャンプを卒業した僕が、テックキャンプについての率直な感想を詳しくお伝えしていければと思います。

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約2ヶ月の間で学習した内容と身についたスキル
受講開始から卒業するまで、2ヶ月間程の期間がありました。
その期間の中で、僕がプログラミング学習に充てた合計時間は約550時間になります。
テックキャンプ受講中に学習した内容は、以下の通りです。
基礎カリキュラム
- HTML/CSS
- Ruby
- Ruby on Rails
- モダンなWebサイト作成
- レビュー管理アプリ作成
- メモアプリ作成
- ログイン機能付きのブログアプリ作成
- Twitterのような画像投稿アプリを作成
- 中間試験
- 模試試験1、2
- 本試験
応用カリキュラム
- JavaScript/jQuery
- Git/GitHub
- SQL
- データベース設計
- Haml、Sass、BEM
- チャットスペース作成
- RSpec
- サーバーの基本知識
- AWS
- 情報セキュリティ
- 個人アプリ開発
- ChatSpace理解度確認テスト
- 最終課題(メルカリのクローンサイト制作)
カリキュラム外(独学)
- PHP
- WordPress
- Swift
上記の内容を、2ヶ月間で詰め込めるだけ詰め込みました。
では実際にこれだけの学習をして、どの程度のスキルが身についたのかを簡単に説明すると、
テックキャンプ受講前
HTML, CSS(Sass), JS, jQueryを使用して、データベースを使用しない簡単なwebサイトが作ることができ、レンタルサーバーにFTPソフトを用いてデプロイすることができる。
テックキャンプ受講後
基本的なデータベース設計ができる。
Haml, Sass(BEM), JS, jQuery, Rails, MySQL, RSpec, Gitを用いてデータベースを使用したwebサービス(Webアプリケーション)を開発することができ、AWS上でデプロイすることができる。
カリキュラム外での独学
WordPressテーマを1から制作することができる。
上記を見ていただけると分かる通り、受講前と受講後を比べると自身のスキルはかなり伸びました。

テックキャンプに通って、良かったと思えた点
テックキャンプに通って、個人的に良かったと思えた点は大きく分けて以下の4つです。
- 長時間の学習習慣が身についた
- いい仲間ができた
- AWSのカリキュラムがありがたい
- チーム開発がとても良い経験になった
上の項目から順に、説明していきたいと思います。
長時間の学習習慣が身についた
テックキャンプに通い、毎日10時間以上の学習を続けたことで、長時間の学習習慣が身につきました。
テックキャンプでの学習時間は強制されていないので、基本的に学習時間の確保量は受講生次第になります。
ですが、カリキュラム内容が難しいので、カリキュラムを進めていく上で1日10時間以上の学習時間を取らなければ中々先に進むことができません。

と思う方もいるかもしれませんが、応用カリキュラムの終盤に開発する「チャットスペース」というアプリには、提出期限があるんです。
その提出期限を過ぎてしまうと、テックキャンプの最終課題であるチーム開発に参加できなくなります。
そして強制的に次の期へ回され延長料金を支払うことになってしまうため、学習時間の制限はされていなくても自主的に学習時間を確保して、カリキュラムを進める必要があります。
結果的に、長時間の学習習慣が身についた!という訳です。

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いい仲間ができた
テックキャンプに通ったことで、同じ目標を持ちお互いに高め合える仲間ができました。

独学で学習していた時は、プログラミングに関する情報を共有したり、技術についての話し合いができる人が周りにいませんでした。
実際に経験してみると分かりますが、1人で学習のインプットとアウトプットを行うよりも、他人と学習したことを話し合うだけで自身の記憶に強く定着します。
アメリカ国立訓練研究所の研究で導き出された、ラーニングピラミッドを見ると分かる通り、人と話し合ったり他の人に学習した内容を教えることで学習定着率が上がります。
教えたり話し合うことで学習内容の効果的なアウトプットに繋がり、学習意欲の高い人達に囲まれていたおかげで、モチベーションを高く維持することができました。
AWSのカリキュラムがありがたい
テックキャンプでは、カリキュラム内容にAWS(Amazon Web Services)が含まれているのですが、これが本当に良かったです。
AWSはプログラミング初心者が1人で学習するには、とてもハードルが高いため、学習を挫折してしまう可能性が高いです。
テックキャンプでは、AWSを学ぶにあたって以下の大きなメリットがあります。
- 学習につまづても、周りに聞ける環境がある
- AWS上でアプリをデプロイするための、無駄のない「必要最低限」の知識が学習できる
そのため、


このような状況を、回避することができます。
プログラミング初心者が独学で学習を進めると、絶対に当たるであろう大きな壁の一つで「本番環境へのデプロイ」があります。
僕もテックキャンプに入学する前は、FTPソフトを用いてファイルをレンタルサーバーへアップロードすることでのデプロイが精一杯でした。
堅牢な構築ができるようになる訳ではありませんが、最短でAWS上での環境構築〜デプロイを経験することができ、AWSの基礎部分を効率良く学習することができました。
テックキャンプでAWSの基礎を学習したからこそ、今となってはAWSの資格(AWSCLF・AWSSAA)を取得し、怖がらずにAWSを扱うことができています。

チーム開発が良い経験になった
テックキャンプの最終課題では、メルカリのクローンサイトをチームで開発しました。
※テックキャンプのチーム開発は、2020年6月20日開催の80期をもって終了になりました。
チーム開発では、独学では味わうことのできなかった開発の難しさを体験することができました。
1人で何かを開発する際は、特に何も気にすることなく自分のペースで開発を進めることができます。
しかし納期が決められた状況かつ、複数人で開発を行うとなると、そうはいきません。
チーム開発に入る前は、「個人で開発するのと大して変わらないんだろうなー」と考えていました。
ですが、いざチームで開発を進めると、
- コンフリクト問題
- 各メンバーのスキル差による進捗の遅れ
上記のような問題にぶつかります。
※コンフリクト問題・・・1つの箇所に対し、それぞれが別々の変更をかけてしまっている時に起こる不整合
チーム開発を円滑に進めるためには、チーム内のコミニュケーションを大切にすることが何よりも重要です。
具体的には以下の3つを意識したことで、最後までチームの雰囲気を悪くすることなく、スムーズに開発を進めることができました。
チーム開発で意識したこと
- マイナスな言葉は言わない → チームの雰囲気を良く保つ
- チーム内で良く話し合う → 意見の擦り合わせや状況の確認を頻繁に行い、無駄なコンフリクトを防ぐ
- 苦手な人のフォローを余裕のある人が積極的に行う → チーム全体の進捗率を底上げする

テックキャンプで不満に感じた点
テックキャンプで不満に感じた点は、3つピックアップしました。
以下がその内容です。
不満に感じた点
- カリキュラムがきちんと管理されていなかった
- TECH::CONNECTが繋がらない時が多々あった
- 最終課題のチーム開発で、チームが破綻する場合がある
※TECH::CONNECT・・・メンターさんに、ビデオチャットで質問できるサービス
カリキュラムがきちんと管理されていないという点と、TECH::CONNECTが繋がらないという点に関しては、前回の記事で執筆していますので割愛します。
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今回は、「最終課題のチーム開発で、チームが破綻する場合がある」という点に関して説明していきたいと思います。
最終課題のチーム開発で、チームが破綻する場合がある
テックキャンプに通って良かった点の1つとして、「チーム開発がとても良い経験になった」と書きましたが、逆にデメリットになり得る可能性もありました。
最終課題であるチーム開発は、テックキャンプ側が決めたチームで開発をすることになるので、自分でチームメンバーを選ぶことができません。
そして、一度チームが決まったら、後から『何が起きても』そのチームを変更することができないのです。
そのため、もし仮に、
- やる気がない
- 怒りっぽい
- コミニケーションが取れない
といった人がチームメンバーに加わってしまうと、チームが破綻してしまう可能性が十分にあり得るのです。
実際、同期のあるチーム内では、1人の受講生が他のメンバーに対して罵声を浴びせりマイナスな言葉ばかり言っていました。
そのチームの雰囲気は誰がどう見ても最悪で、傍から見ていた僕自身も、とても気分が悪かったです。

(おまけ)テックキャンプに通えば、フリーランスになれる?
テックキャンプには転職コースと副業・フリーランスコースがありますが、ぶっちゃけフリーランスコースで入学したら卒業後すぐにフリーランスとして稼いでいけるのか?という点についてお話ししたいと思います。
※テックキャンプ(旧テックエキスパート)の「副業・フリーランスコース」は廃止となりました。
結論としては、コミュ力&営業力が高い人ならばフリーランスとして稼げると断言します。
実際、僕の同期の受講生の中には、卒業してすぐにRailsの開発案件を自分の力で獲得している人がいました。

その人の行動力はずば抜けていて、経営者などが集まるイベントに積極的に参加して名刺を配ったり、東京都内全てのWeb制作会社に片っ端からメールで営業をかけるなど、とにかく全力で行動していました。
要はコミュ力と営業力が備わっているかつ、全力で行動できる人であれば、テックキャンプ卒業後すぐの状態でも案件が獲得できるということです。
逆に、営業をかけることが苦手だったりコミュ力に自信がない人は、テックキャンプ卒業後いきなりフリーランスを目指すのは難しいです。
現役のエンジニアと引けを取らない程のスキルを持っているのなら話は別ですが、コミュ力、営業力の無い人がテックキャンプである程度のスキルを身につけただけの状態では、案件を獲得するのに苦労します。

もし仮にそう考えるのであれば、一度転職をして実務経験を得た上で、エージェントを利用するといった王道のパターンを歩むことをオススメします!
最後に
テックキャンプのいい面と悪い面ついて色々書きましたが、まとめると以下の通りです。
良かった点
- 長時間の学習習慣が身についた
- いい仲間ができた
- AWSのカリキュラムがありがたい
- チーム開発がとても良い経験になった
不満に感じた点
- カリキュラムがきちんと管理されていなかった
- TECH::CONNECTが繋がらない時が多々あった
- 最終課題のチーム開発で、チームが破綻する場合がある
上記のいい面と悪い面の、両方を考慮した上で、僕としてはテックキャンプに通って良かったです。
最大星5つでテックキャンプを評価するならば、結果的に短期間で大幅なスキルアップができたので『星4つ』です。

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