こんにちは、ユウマ(@yuuuma_11)です。
プログラミング学習を進める上でAWSの知識をしっかり定着させておきたいと考え、先日AWSクラウドプラクティショナー(CLF)と、ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)試験を受け合格してきました。
この記事ではCLFやSAA資格取得を考えている方に向けて、僕が行った勉強法と、学習時に使った教材をレビューと共に紹介したいと思います。
2020年3月23日から始まった、ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験の新バージョンについても触れているので、是非参考にしていただければと思います。
勉強開始時のAWSの理解度
僕はAWSの実務経験はゼロで、勉強開始時点の理解度は以下の通りでした。
- EC2 → 少し分かる
- S3 → 少し分かる
- その他サービス → ほぼ分からない
なぜEC2とS3だけ少し理解していたかというと、僕は以前大手プログラミングスクールであるテックエキスパートに通っており、カリキュラムに従って個人アプリやチーム開発で作ったものを、AWS上でデプロイしたことがあったからです。
ただ、AWSに対して苦手意識が強く、カリキュラムの内容をあまり理解せずに進めていたため、ほぼ知識は無い状態でした。
1ヶ月でCLFとSAA試験を合格した勉強法
結論からお話しすると、本とUdemyをフル活用しました。
学習に使ったものは、本が4冊、Udemyのコンテンツが3つになります。
それではどのような順序で学習したのかを、コンテンツの評価と共に解説していきたいと思います。
1つ目:図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書【オススメ度 ★★★★☆】
勉強開始時に、まずこちらの本をサラッと読み理解を深めました。
この本は「AWSの一番やさしい本」と謳っているだけあって、AWSの知識ゼロからの状態でもサービスの全体像を掴むことができます。
フルカラー+豊富な図解+丁寧な解説で構成されているので、文章を読むのが苦手な僕でも最後までスラスラ読むことができました。
オススメ度を星4つにした理由としては、あくまでもこの本は試験対策本ではないので、試験範囲であるサービスを網羅しきれていないからです。
ですが、先ほども記述した通りAWS初心者でも読み易く、サービスの全体像を広く浅く掴むことができるので、AWS学習を始める上で一番始めに読むことをオススメします。
2つ目:これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(初心者向け22時間完全コース)【オススメ度 ★★★★★】
>> これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(初心者向け22時間完全コース)
2つ目に、UdemyでSAA資格取得を目指している人向けのAWSハンズオン講座があったため、こちらを受講しました。
やはり本で学習するのに比べ、実際にAWSサービスを使いながら学習することで、自身の記憶に強く定着しました。
各セクションの最後には、理解度を確かめるための小テストが用意されていたり、講座の最後にはSAAの模擬試験が3つ(計195問分)用意されているので試験対策としてとても有用です。
ちなみに資格取得を目指していない方でも、今現在や今後、AWSサービスを使う機会があるならばぜひ受講することをオススメします。
この講座を通して堅牢なアプリケーションを構築し、デプロイすることができるようになるので必ず役に立ちます。
3つ目:一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 直前対策テキスト【オススメ度 ★★★★★】
こちらの本は、帯に書いてある「合格率85%」という、でかでかと書かれた文字に惹かれて購入しました。
各ページ細かい解説の他に、ポイントとして要点が短くまとめられているので、学習に時間があまり割けない人や、試験直前にサラッと復習したい時にピッタリの本です。
試験当日軽い復習目的でこの本のポイント部分を見返して本試験に挑んだのですが、試験に同じような内容が数問出てきて、自信を持って回答することができたので大変助かりました。
この本は2020年3月23日から始まったAWSSAAの新バージョン(SAA-C02)にも対応しているので、これからSAA試験学習を始める人でも全く問題ありません。
今回購入した本の中で、一番オススメできる本です。
4つ目:徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ【オススメ度 ★★★☆☆】
書店で必ずと言っていいほど置いてある、インプレス社が出版する黒本シリーズです。
以前、PHP7技術者認定初級試験をこのシリーズの本一冊で合格できたので、今回も黒本シリーズは購入しておくべきだろうと考え購入しました。
試験範囲のサービスについて細かく解説されており良書なのですが、載っている問題や、おまけとしてネットからダウンロードできる模試の難易度が低く、この本だけでの合格は少し厳しいのではないか?と感じました。
実際にSAA試験を受けた上で感じたことですが、本試験の問題はかなり難しい問題ばかりでした。
そのため、この本の模試で満点をとれたとしても、本試験で合格できるかは微妙なところです。
以上を踏まえた上で星3つの評価にさせていただきました。
5つ目:AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー【オススメ度 ★★★☆☆】
AWSSAA資格学習をすれば、SAA試験よりも難易度が低いとされるCLF試験も合格できるんじゃないか?と考え、CLF試験を受けることにしたのですが、流石に試験範囲を把握していないのはまずいかな…と思い、CLF試験対策本を一冊購入しました。
試験範囲に関わる内容は大体把握できたので良かったのですが、実際の試験ではこちらの本に載っていないサービスについて問われる問題がいくつかあったので、試験範囲を全て網羅している訳ではありませんでした。
CLF資格取得を目指すなら、この本でCLF試験範囲をなんとなく把握した後、後述するUdemyの模試で学習を進めるのがオススメです。
6つ目:この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)【オススメ度 ★★★★★】
>> この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)
Udemyで受けることができる、CLFの模擬試験です。
内容は、基本レベル、応用レベル、高難易度レベルと分かれていて、それぞれの問題に対する解説も丁寧に記載されているので、このコンテンツで試験範囲を網羅することができました。
CLF本試験とこちらの模試の難易度を比較すると、本試験はこの模試の基本レベルと応用レベルの中間ぐらいの難易度でした。
同じような問題も数多く出題されたので、CLF試験対策としてとても役に立つものだと断言できます。
7つ目:AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)【オススメ度 ★★★★★】
>> AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)
Udemyで受けることができる、SAAの模擬試験です。
中難易度の模試1つと、高難易度の模試4つの計5回分(325問)で構成されています。
こちらの模試は今回学習に使ったものの中で一番有用なコンテンツでした。
正直、この模試を受けていなかったら合格できていたか怪しいです。
これでもかというぐらいAWSサービスをとことん深ぼった問題で構成されているので、この模試のおかげでAWSの足りていない知識を一気に補うことができました。
UdemyのCLF模試と同じく、実際の試験で同じような問題が数多く出題されたので、SAA試験を受けるならこの模試を一度はやっておくことを強くオススメします。
おまけ:【SAA-C02】ソリューションアーキテクト – アソシエイト新バージョンの難易度について
今回ご紹介したUdemyコンテンツの作成者が、SAA試験が新バージョンに更新された当日(3月23日)に試験を受け合格したらしく、試験の感想をお知らせとしてUdemy上で投稿して下さったのですが、その内容によると、どうやらこれまでのSAA試験に比べて新バージョンは試験範囲が狭くなって以前よりも簡単になっているそうです。
そのため、以前のバージョン(SAA-C01)で合格可能な知識を備えていれば、新バージョン(SAA-C02)での合格も容易だとのことです。
最後に
僕はAWSSAA、CLF資格取得のために色々購入しましたが、正直以下の本とUdemyのコンテンツだけで充分に合格できると思います。
- 一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 直前対策テキスト
- これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(初心者向け22時間完全コース)
- この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)
- AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)
この中でも特にUdemyの模擬試験問題集はとても力になるので、ぜひトライして知識を固めることをオススメします。
ちなみに、Udemyでは頻繁にセールを行っているので、セール時に購入するのがオススメですよ。