
最近になって、注目度がみるみる上がってきているプログラミング。
コロナが流行りだしてから、リモートワークで仕事をこなすことができるプログラマー(エンジニア)は、これまで以上に注目されるようになりました。
そんな中SNS上(特にTwitter)では、3, 40代からプログラミング学習を始め、プログラミング未経験からエンジニアとして転職成功している方々を多く見かけます。
そんな方々を見て

と思い込んでしまう方も多いでしょう。
あなたの為にハッキリ言います。その考えは今すぐ捨てて下さい。
当記事では「プログラミングに年齢は関係ない」という言葉の間違った捉え方を、徹底的に正させていただきます。

それでは早速、見ていきましょう。
プログラミングに年齢は関係ないはウソ!?後悔する前に知るべきこと
プログラミングと年齢に関係がある人とない人
純粋に趣味としてプログラミングを学びたいと考えている人は、プログラミングを始める年齢など全く関係ありません。何歳からでも習得することは可能ですのでご安心を。
結論をお伝えすると、あなたがプログラミングを始める目的が「エンジニアへの転職」ならば、年齢は重要なポイントになってきます。
どれだけプログラミング学習を積み上げて技術力を磨き上げたとしても、「実務未経験のエンジニア」であることには変わりないのです。
実務経験無しという状態で転職活動を行う場合、年齢が高くなればなるほど採用される難易度は跳ね上がります。

転職目的でプログラミングを始める場合、年齢は超重要な要素の1つである
上記が「プログラミングに年齢は関係ないは嘘」という理由です。
もし仮に「それでもエンジニアを目指したい!」と考えるのであれば、後述する「エンジニアへの転職戦略」が必要になってきます。
SNS上での成功者の発言は鵜呑みにしすぎないこと
記事冒頭にも書きましたが、SNS上では3, 40代からプログラミングを始めて、未経験からエンジニアへの転職成功を果たした人を多く見かけます。
しかしここで、よーーく考えて見て下さい。
SNS上では成功者を多く見かけるかもしれませんが、日本の全人口と比較すれば分かる通り、実際に成功している人というのはほんの一握りなのです。
もちろん「成功できる人は一握りだから諦めた方がいい。」なんて言うつもりは全くありません。
実際に成功している人の発信を見て、"誰でも簡単に"転職できるという間違った認識を持たないよう、気をつけてほしいということです。

エンジニアへの転職を目指す30代以降の人がやるべきこと
エンジニアへの転職を目指す為にプログラミングを始めるという方にとって、年齢は大いに関係してくるということが分かったところで、

という疑問にお答えします。
普通にプログラミング学習を続けているだけでは、書類選考・面接時に評価されづらいのが現実です。
これから解説する内容を行うことで、エンジニアへの転職成功率を大きく向上させることができます。
学習を毎日継続する
当たり前といっちゃ当たり前ですが、まずは「学習を毎日継続する」という点について。
本気でエンジニアへの転職を考えるのであれば、平日最低2時間、休日最低10時間のプログラミング学習時間は確保したいところです。
スキルを習得するために学習(行動)するということは、言葉にすると当たり前のことなのですが、実際に実行できる人は殆どいません。
実際に、平成28年実地の総務省の社会生活基本調査によると、なんと社会人の1日の勉強時間は平均で6分というデータが出ています。
つまり日本人(社会人)は、この当たり前とも言える「学習時間の確保」を行うことができていないのです。
社会人の大半が学習時間を確保してない
年齢関係なしに採用を勝ち取りたいのであれば、まずは当たり前の学習継続を怠らないようにしましょう。

情報発信を行う
情報発信を行うというのも、面接時に高評価を得る為の大きなポイントです。
中でもオススメの情報発信の行い方は、ブログとTwitterです。
情報発信媒体はブログとTwitterがオススメ
ブログでは、学習した内容を技術記事として執筆することで、学習のアウトプット+情報発信という一石二鳥の効果を得ることができます。
ちなみにブログを運営するメリットはとても多いので、もしあなたがブログを運営していないのであれば、新たに始めることを強くオススメします。

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ユウマこんにちは、ユウマ(@yuuuma_11)です。 当ブログを運営開始してから、約1年(正確には1年と3ヶ月)が経過 ...
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Twitterでは、日々の学習記録やちょっとした気付き(為になること)などを発信するのがオススメです。
ここでフォロワー数を増やしておけると、フォロワー数による権威性が少なからず生じるので、面接時に使える立派なアピールポイントにもなり得るでしょう。

まずはSESエンジニアとしてデビューする
エンジニアとして企業に就職する場合、企業を選ぶ上で「自社・受託・SES」というそれぞれの形態の違いを理解しておく必要があります。
これらの違いを簡単に説明すると、
各企業形態の違い
- 自社開発企業・・・自社のサービスを開発・運営している企業
- 受託開発企業・・・他社企業(クライアント)から案件を受託し開発を行う企業
- SES企業・・・他社企業にエンジニアを派遣して業務を行う企業
という違いです。
この中でもSES企業は、ネット上で「大変・つまらない・成長できない」などの悪評が多く見られるのですが、とりあえずでエンジニアのファーストキャリアとしてSES企業を選択するのはアリだと言えるでしょう。
※SESのことをもう少し詳しく知りたい方は、下記記事を合わせてお読み下さい。
>>「SESはやめとけ!」は本当か?元SESエンジニアが語る経験談
なぜなら採用される確率が「自社・受託企業」と比べて圧倒的に高いから。

そして意外にも、研修制度が充実している企業が多いというのも事実です。
SES企業は悪評も多いがそれなりのメリットも一応存在する

エンジニア業界において「実務経験年数」は最重要項目と言っても過言ではありません。学習も大切ですが、手堅く・確実に実務経験を積むことにも意識を向けるようにしましょう。
エンジニアにオススメの転職サイトはコレ!
転職活動を行う上で、転職サイト選びはとても重要です。
ここまでで、エンジニア志望の30代以降の人がやるべきことが分かったところで、最後にエンジニア志望の方に合った転職サイトをご紹介して終わりにしたいと思います。
ご紹介するサイトは下記の通りです。
IT企業に強いオススメ転職サイト
- レバテックキャリア
- Wantedly
- Green
- paiza転職
順番に見ていきましょう!
レバテックキャリア
画像出典元:レバテックキャリア
レバテックキャリアは、高い提案力とサポート体制に好評があるITエンジニア・クリエイター特化型の転職エージェントです。
専門性の高いアドバイザーが、様々な観点から提案を行ってくれます。
掲載されている求人は大手企業含め良質な求人が多いですが、その一方で実務未経験向けの求人は残念ながら存在しません。
そのためレバテックキャリアは、セカンドキャリアとして転職先を探す際に利用することをオススメします。

Wantedly
画像出典元:Wantedly
Wantedlyの最大とも言える特徴は、選考前に企業の担当者に気軽に話を聞きに行けることです。
初めから堅苦しく面接をしてもらうのではなく、あくまでも「話を聞きに行く」という形で、企業へ出向くことができます。

Green
画像出典元:Green
GReenは、IT業界最大級を誇る求人数の転職サイトです。
求人の約90%は社員数が1,000名以下の会社で、ベンチャー、スタートアップ企業がその多くを占めています。
また、人事担当者からの直接スカウト割合がとても多く、利用者の60%以上がスカウトをきっかけに転職に至っています。
※首都圏(1都4県)以外の求人が少ないので、首都圏外に住む方は注意が必要です。
paiza転職
画像出典元:paiza転職
paiza転職は、他の転職サイトにはない「プログラミングスキルチェック」を行い、自らのスキル感をE〜Sランクの6段階に分けて可視化できるようになっています。
高いランクを獲得することで、企業からのスカウト率を上げることも可能です。
環境構築無しにいつでも気軽にコーディングを行うことができるため、転職目的ではなく、単に学習目的で利用するのにも適していると言えるでしょう。
最後に
当記事を通して「プログラミングを始めるのに年齢は関係ない!」という意見に対しての、本質を理解していただけたかと思います。
プログラミング自体は何歳から始めても遅くないので、プログラミングスキルを習得した先に何をしたいのか?という目的に応じて、その対策を行っていきましょう!
