- Webディレクターの仕事がきつくて辛い…
- Webディレクション業務を少しでも楽にしたい…
- 私はWebディレクターには向いてないのかも…
Webディレクターの仕事って、とっても大変ですよね。
Webディレクターとして就職したものの、想像していたよりも日々の仕事が大変で、ネガティブ思考になっている…という人は多いのではないでしょうか?
僕もWebディレクターとしてディレクション業務に携わることがありますが、やはり想像よりも遥かに大変で、常に頭をフル回転させていないと難しいポジションだなと痛感しています。
この記事ではWebディレクションによる激務に追われ、ネガティブ思考に陥っているあなたに向けて、以下の3本立てでお話ししていきたいと思います。
この記事で分かること
- Webディレクターの仕事がきついと感じてしまう5つの原因
- きついと感じる原因を改善してWebディレクション業務を楽しむ方法
- どうしてもWebディレクターのきつさに耐えられない場合に取るべき行動
実際にWebディレクターとしても働いている僕の視点で、まずはきついと感じる原因から深掘っていきます。それでは早速見ていきましょう!
Webディレクターの仕事がきついと感じてしまう5つの原因
Webディレクターの仕事がきついと感じる原因は、大きく分けると次の5つに集約されるでしょう。
Webディレクターとして働いている方は、どれも心当たりがあるのではないでしょうか?
それぞれの原因について、1つずつ深掘って見ていきましょう。
1. 残業の多さと激務による疲弊
Webディレクターというポジションは、1人でいくつかのプロジェクトを掛け持ち、同時進行でプロジェクトを進めていくケースがほとんどです。
基本的には掛け持つプロジェクトが増えるほど、クライアント対応や進捗確認作業、ドキュメント作成なども倍々で増えます。
また営業メンバーが取引先の要望を簡単に了承してしまい、無理な納期感や膨大なタスク量を抱え込み、日々残業に追われているような会社も多く存在しています。
そのため多忙すぎて、「毎日残業しないとタスクが捌き切れない!」というWebディレクターは多いでしょう。
もちろん全ての会社が一概にそうではありませんが、受託制作会社の場合は当てはまることが多いでしょう。
労働時間の増加は心身ともに疲弊する大きな原因です。このような環境では、きついと感じるのも無理ないですよね。
2. クライアント対応に追われて思うように作業が進まない
こちらがどんな状況下でも関係なく、クライアントからの連絡はいつでも入ります。
どんなに作業に集中したい時でも、クライアントからの連絡が入ることで作業中断せざる終えなくなり、集中力を根こそぎ刈り取られる場面が多々あります。
実際クライアント対応に追われることで、自身が持っているタスクを思うように捌けない、という方は多いのではないでしょうか?
度重なる電話対応にメール返信で、自分のタスクが一向に終わらないなんてことも…。
業務上作業の合間合間にクライアント対応が発生するのは、ある程度仕方のないことです。
しかし作業中にあまりも高頻度で連絡が入ってくると、気が滅入ってしまうのも仕方ありません。
3. 広い範囲の専門的な知識の学習が必要
Webディレクターはその名の通り、Web業界におけるプロジェクトを指揮・管理する人です。
プロジェクトのタスクを分解しWBSを作ったり、仕上がった成果物(デザインやコーディング)の確認を行う必要もあるため、制作サイドの知識はある程度必要です。
またクライアントとの打ち合わせで、提案や質問に対する適切な受け答えを行う必要性もあるので、知識が乏しいと困ることになるでしょう。
「○○できますか?」「○○はどうですか?」などの技術的な質問が来た時に、知識が乏しいと回答に困ることがあります…。
そのため「デザイン, プログラミング, ライティング, マーケティング」などの、幅広い専門知識を、広く浅く学習する必要性があるのです。
普段の仕事で疲弊している中、業務後や休日には学習を積むことが必須なので、ストイックに頑張れる人じゃないと精神的にきついですよね。
4. クライアント&制作側との板挟み
Webディレクターは、クライアントと制作側との間に入るポジションなので、両者の板挟みに合うことが多々あります。
クライアントから無理な要望を押し付けられ、制作側にお願いすると嫌な顔をされたり…
逆に、制作側に納期や実装方法について無理と言われ、クライアントに伝えると文句を言われたり…
Webディレクターは、言わばクライアントと制作側を繋ぐ「橋」のような役割を担わなければいけないので、人間関係にも常に気を使わなければなりません。
そして制作側の責任は全て、橋の役割を担うWebディレクターが持つことになります。
つまり制作側で何かしらのミスが起きたとき、例えそれが自分の犯したミスでなくとも、クライアントから責められるのはWebディレクターになるのです。
自分が全く悪く無いことでも、必要以上に責め立てられることがあるので、精神的なHPがゴリゴリ減っていきます…。
責められたり謝罪しなければいけない場面が多いと、精神的に病んでネガティブに陥りやすいですよね。
5. 納期とトラブル対応に追われてプライベートまで仕事で侵食される
納期が迫っているプロジェクトに携わっている場合、残業+休日出勤という形で対応を行う会社は少なくありません。
※ちなみにこれは「受託制作会社」の話で、自社開発などのWebディレクターの場合はまた別です。
また保守運用フェーズにおいてトラブルが発生した場合も、休日対応を行うことは珍しくないでしょう。
休日でもお構いなしに仕事の連絡が来ると、流石に気が滅入りますよね。
全てのプロジェクトでスケジュールに余裕を持って、クライアントと良好な関係性を築いていれば問題ありません。
しかしプロジェクトには自分以外の様々な人が関わっているため、自分の意思だけで全て思い通りにプロジェクトを動かす、ということは難しいのです。
このように休日対応に追われ、プライベートまで仕事に浸食され始めると、もはやWebディレクターを辞めたい気持ちでいっぱいになってくることでしょう。
きついと感じる原因を改善してWebディレクション業務を楽しむ方法
Webディレクターはきつい!と普段感じている人は、ここまで紹介した5つの原因に対して、「そうそう、分かる分かる…」という感情を抱いたのではないでしょうか?
しかしネガティブな内容に共感して、それで終わりでは良くありませんよね。
ここからはきついと感じる原因を改善して、ディレクション業務を楽しむ方法についてご紹介します!
Webディレクターの仕事の中にやりがいを見つける
あなたがWebディレクターというポジションに立って、一番やりがいを感じることは何ですか?
仕事の中にやりがいや楽しさがなければ、日に日にネガティブな感情になっていくのも仕方ありません。
まずは一度立ち止まって、あなたがディレクション業務で感じるやりがいを探してみましょう。
僕の場合は、何1つ問題なくプロジェクトを遂行した時に、とても大きなやりがいを感じます!
思い通りにプロジェクトを動かせている時や、クライアントに感謝された時。制作メンバーとの連携が上手くいってる時など、とにかくなんでも構いません。
業務の中でやりがいを感じ、ポジティブな感情を生み出せるようになると、仕事のきつさも多少は薄れてくるものですよ。
時にはチームメンバーに協力を求めて助けてもらう
大手の会社で、それぞれの作業スコープが明確に決められている場合は難しいかもしれませんが、ベンチャー寄りの会社では他メンバーに協力を求めるのも1つの手です。
タスクが多すぎて1人で対応するのが難しい時には、「どのタスクがどのくらいあって〜だから1人では難しい」といった具体的な理由を添えて、「だから協力してくれませんか?」とお願いすればいいのです。
むやみやたらに協力を求めるのは良くありませんが、ちゃんとした理由と事実が存在するのであれば、周りも考えてくれることでしょう。
Webディレクターの仕事では、突如発生するクライアント対応やトラブル対応などを含めると、想像以上に個人のタスク量が増えてしまうことが多いです。
各作業にどれだけの時間が掛かっているのか分かれば、周りに協力を求めることも、上司に相談することも容易になります、
あなたが今抱えているタスクを一度洗い出して、いつでも協力を求めることができる体制を整えておきましょう。
協力を求める勇気は大切ですよ!
属人化している作業をマニュアル化しておく
あなたが普段行っている作業の内、どれか1つでも社内であなたにしかできない作業がある場合。
これはいわゆる属人化という状態ですが、あなたの業務内容が属人化している場合は、すぐにでもマニュアル化を進めることをオススメします。
いつでも他の人に作業を回せるよう、準備しておくべき!
もしあなたが体調を崩したり、特別な用事で休みをもらっている時、あなた以外には分からない作業があると社内で大混乱を招きます。
あなたがどんな理由で休みを貰っていようとも、あなたに聞かなければ作業が進まないため、休み関係なくあなたに連絡が入ってくることになるでしょう。
また進捗管理状況やクライアントとのやり取りも、マニュアル化とまではいかずとも、社内で細かく情報共有しておきましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、いざという時に自分を守るための重要な行動です。
ディレクション知識やスキルをより多く身につける
ディレクションの知識やスキルを多く身につけることで、今まで以上に業務を円滑に進められる可能性が高まります。
例えばクライアントへの提案の幅が増えたり、適切なリスク管理ができるようになったり、デザイナーやエンジニアとのやり取りがスムーズになったり。
重い腰を上げて学習することで、業務が円滑に進む場面が増え、結果的に仕事を楽しく感じられるようになるという訳です。
Webディレクションを網羅的に学習できる書籍で、僕がオススメするのは以下の本です。ぜひ手にとって読んでみてくださいね。
また短期的にスキルアップを図りたいという方は、スクールを利用するのも1つの手です。
オンラインプログラミングスクールの「TechAcademy」では、制作の知識をはじめ、マネージメント, 企画, 提案, 設計について学べる、「Webディレクションコース」を提供しています。
TechAcademyでは7日間の無料体験も行っているので、まずは無料でスクールの雰囲気を確認してみて、興味が湧いたら受講してみるのもアリですね。
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プログラミングやデザインなどの専門的な知識に関しても、毎日少しずづ学習していくと、Webディレクターとしてより大きく成長できますよ。
どうしてもWebディレクターのきつさに耐えられない場合に取るべき行動
業務を楽しもうと頑張ってみたものの、やはりどうしても仕事のきつさに耐えられない場合。
まずは今のあなたが感じる、仕事のきつさの原因が何なのか?を考えてみましょう。
原因によって取るべきアクションが変わってくるので、一度しっかり立ち止まって考えてみましょう。
今の会社を辞めて同業他社へ転職する
もしきつさの原因が、業務の忙しさや社内の人間関係にあるのなら、Webディレクターとして同業他社へ転職することをオススメします。
全ての会社が、毎日の残業や激務に追われている訳ではありません。
ちなみに僕の会社では、緊急時対応はいつでも行える体制を整えているものの、基本的に残業することはほぼありません。
人間関係が上手くいかない場合も同様で、他の会社であれば恵まれた人間関係の中、楽しく業務をこなすことができる可能性がありますよ。
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Webディレクター以外の職業に転職する
ディレクション業務そのものにきつさを感じる場合、最終手段としてWebディレクターから他の職業へ転職するのもアリです。
転職する際は、Webディレクターのスキルや知識を活かせる職業を選ぶのがオススメです。
実際Webディレクターから、エンジニアやデザイナーなど、制作側へキャリアチェンジする人は大勢います。
また「ディレクション経験がある = マネジメント力がある」と評価されやすいので、同じWeb業界での転職であれば、有利に転職活動を進めることができるでしょう。
マネジメント力やコミュ力の高い人は、業種問わずどの企業でも需要が高い人材ですよね。
あなたのディレクション経験は、業種問わず様々な場面で役立ちます。
もしWebディレクターが「きつい, 辛い」と感じるのであれば、他の業種でこれまでの経験を活かしていくのがオススメですよ。
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【まとめ】考か方や行動を変えてディレクションのつらさを改善しよう!どうしてもきつい場合は転職するべし
Webディレクターの仕事をこなしていると、やはり「きつい, 辛い…」と感じることが多いでしょう。
ぜひ今回ご紹介した改善案を参考に、少しでも業務の中に楽しさを感じられるよう、アクションを起こしてみてください。
ですが仮にもし、どうしても毎日きついと感じるのであれば、前述した通り異業種への転職を考えるのも1つの手です。
無理はせずに、好きな環境でポジティブな感情を抱きながら仕事ができるよう、広い視野で今後のキャリアプランを練ることをオススメします…!
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