プログラミングを始めてみたけど、難しすぎて訳が分からない。自分にはプログラミングは向いていないのかな?
プログラミングを難しく感じてしまうのには原因が存在します。その原因と対処法について、詳しく解説しますね。
プログラミングを始めたての人ほど、学習を進める度に初めて見る言葉や概念が登場して、プログラミングが難しい…と感じてしまうでしょう。
そして「プログラミング = 難しい」というイメージが頭にこびりつき、結果的に自分にはプログラミングは無理だと諦め、挫折してしまう方が大半です。
僕自身もプログラミングを始めてから約1年半程になりますが、今でも分からないことだらけで、正直プログラミングが難しいと感じてしまう時もあります。
しかし、ただ難しいと捉えるのではなく「難しいけどやってればできる」という認識を持って、プログラミングと向き合っています。
これは僕だけに言えることではなく、全員に言えることです。
実際僕の学歴は中卒で、英語も数学も全く分からない状態でプログラミングを始めましたが、今ではWebサイト制作のディレクション〜制作・納品までを、一人完結でなんなくこなせるようにまで成長しました。
頭の良さや年齢など様々な要素を考慮しても、プログラミングは本気で習得しようとすれば誰でも必ず習得できます。
以上の点踏まえて当記事では、現時点で「プログラミングが難しい!」あるいは「挫折しそう…」と考えている方に向けて、プログラミングを難しく感じてしまう3つの原因と、対処法について解説します。
プログラミングが難しすぎる!と感じてしまう3つの原因とは?
一度に全てを理解しようとしている
プログラミングが難しいと感じる人の共通点として、「一度の学習で全てを覚ようと(暗記しようと)している」という点が挙げられます。
例えば、
- HTMLのタグ
- CSSのプロパティ
- JavaScriptのメソッド
などなど、一度の学習に出てきたコードやその意味を、暗記しようと頑張る人がいます。
学習内容を全て暗記するなんて、そりゃ難しく感じても仕方ないです。
基本的にプログラミングと一言で表しても、学習しなければいけない範囲は膨大です。
現役のエンジニアですら全てを暗記している訳ではなく、分からない部分を検索しながら制作・実装を行います。
基本的にエンジニアは、コードを打ちこんでいる時間よりも調べている時間の方が長いのが当たり前です。
プログラミング学習における大前提として、「コードはいちいち暗記しなくてもいい」ということを頭に入れましょう。
「全てを覚えるんだ!」という気持ちではなく、ほんのり覚えとけばいっか。くらいで学習し、分からなくなったら(忘れたら)その都度調べるようにしましょう。
受動的な学習をメインに行っている
受動的な学習ばかり行っているという方は、注意が必要です。
受動的な学習とは、本を読んで学習したり、動画講義で指示されたコードをそのまま打ち込んだりといった、自分以外の何かに作用されて学習するさまを言います。
インプットは学習において勿論大切なのですが、インプットばかりしてアウトプットを行わないでいると、学習内容が中々理解できなかったり、折角覚えてもすぐに忘れてしまうといった事態に陥ります。
本や動画だけを見て勉強した気になっても、実際に手を動かしてみると全く分からないということがあるのは、そういうことです。
後述しますが、学習においてインプットとアウトプットの黄金比率は3:7と言われています。この比率を意識してプログラミングに取り組むと、効率良く学習できるでしょう。
英語が苦手で難しく感じてしまう
英語が苦手な人は、プログラミングにとても抵抗感が出るでしょう。
なぜならプログラミングで扱うコードは、その全てが「英語」だからです。
僕自身も英語が全くできないので、始めはコードを見るのに嫌気がさす時もありました。
しかし、プログラミングに英語力は必ず必要か?と聞かれたら、その答えは「No」です。
翻訳サービスを使えばコードの意味はすぐに理解できますし、昔から存在している言語に関しては、日本語の解説記事が豊富に存在しています。
また、プログラミングで使う英単語はある程度共通している為、一度覚えさえすれば「あっ!この英単語はこの前にも見たな…」というように、他言語の英単語も理解できるようになってきます。
プログラミングの難しさ・挫折への対処法
習得しやすい簡単な言語から学ぶ
習得しやすい簡単な言語から学ぶというのは、プログラミングに挫折しないための1つの戦略です。
ここで言う簡単な言語というのは、
- JavaScript
- PHP
- Ruby
- Python
などの、「スクリプト言語」と呼ばれる言語です。
スクリプト言語とは、簡易的なプログラミング言語の総称のことをさします。
とはいえ、初めは各言語の違いがあまり分からないと思うので、Progateなの学習サービスで概要や構文を少し学習してみて、取り組みやすいと感じた言語を学習しましょう。
インプットよりもアウトプットを重視して能動的な学習をメインに行う
前述した3つの原因でも解説した通り、学習におけるインプットとアウトプットの黄金比率は3:7になります。
それでは、アウトプットとは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
答えは「オリジナルの制作物」を作ることです。
書籍や動画などを見て指示された通りに何かを作るより、自分で0からデザインや機能を考えて制作する方が、遥かにプログラミングスキルが身に付きます。
オリジナルの制作物と聞くと、ちゃんとした物を作らなければいけないと考え込んでしまう方もいるかもしれませんが、あくまでも学習のアウトプットとして作るのが目的なので簡単なもので構いません。
例えば
- 1ページ完結のWebサイト制作
- Todoアプリ開発
- クイズアプリ開発
など、大きなWebサイトやシステムではなく、最小限の規模感でアウトプットしていくことをオススメします。
プログラミングスクールを利用する
学習しても中々内容が理解できないし、そもそも自分が理解している内容が本当に正しいかも分からない。
そんな方は、プログラミングスクールを利用しましょう。
スクールを利用することで、最適な学習順序で効率良くプログラミングを学ぶことができます。
しかしここで注意しなければならないのが、「プログラミングスクール選び」です。
今現在多くのプログラミングスクールが存在していますが、あなたがプログラミングを学ぶ目的や学習したい言語に応じて、慎重にスクールを選ぶ必要があります。
また、中には受講料が無料のプログラミングスクールも存在していますが、無料スクールは確実に避けるべきです。
無料スクールを避けるべき理由やおすすめのプログラミングスクールについては、下記の過去記事で解説しているので、合わせてご覧下さいね!
最後に
当記事では、プログラミングが難しいと感じてしまう方に向けて、難しいと感じる3つの原因と対処法について解説しました。
初めこそ知らない言葉が沢山出てきて大変ですが、学習を積めば積むほど理解できるまでの速度が増し、学習効率が上がっていきます。
プログラミングは初めの一定期間を耐えれば飛躍的にスキルが伸びていくので、プログラミングが難しいと感じる原因を取り除き、挫折を防ぎながら学習を継続していきましょう。