WordPressテーマは無料・有料含め、現在数多くのテーマが公開されています。
数多くのテーマが公開されている中、なぜ無料テーマではなく有料テーマを使うべきなのでしょうか?
簡潔に結論をお伝えすると、有料テーマを利用することで、記事執筆(コンテンツ制作)の効率を向上させることができるからです。
当記事では有料テーマと無料テーマ、それぞれのメリット・デメリットについて詳細に解説していきます。
最後まで目を通すことで、有料・無料それぞれのテーマの特徴を比較し、なぜ有料テーマを使うべきなのかという理由が明確に分かります。
有料テーマを利用するメリット
冒頭で記載した通り、有料テーマを使う最大のメリットは記事執筆の効率を上げられることです。
それではなぜ、有料テーマを使うと記事執筆の効率が上がるのでしょうか?その理由は下記の通りです。
- 洗練されたデザインの為、カスタマイズの必要性がない
- 記事執筆やコンテンツ制作を補助する為の便利な機能が備わっている
- ユーザビリティが高い
- 万全なSEO対策が施されている
それぞれ順に見ていきましょう。
洗練されたデザインの為、カスタマイズの必要性がない
無料テーマの場合シンプルなデザインのテーマが多い一方、有料テーマでは初めから洗練されているデザインのものが数多く存在します。
有料テーマを導入することで、まるでプロが製作したかの様な、本格的なWebサイトを一瞬で構築することができるのです。
その為テーマ導入後、デザインやレイアウトの調整に時間を掛けることなく、すぐに記事執筆作業に時間を充てることができるという訳です。
記事執筆やコンテンツ制作を補助する為の便利な機能が備わっている
有料テーマでは、便利な機能が豊富に備わっている場合が殆どです。
例えば一例を挙げると、以下のような機能の数々です。
- 文字装飾機能
- 読者への購入を促す為のコンバージョンエリア作成機能
- サイト上レイアウトの簡易調整機能
無料テーマを使う場合でも、別途プラグインをインストールすることで、これらの機能を利用することも可能です。
しかし、プラグイン同士の組み合わせによるエラーが起きたりサイト全体が重くなってしまったりと、機能を付け加える為にプラグインを増やせば増やす程、不具合が起きる確率が大きくなるというデメリットがあります。
その為、初めから便利な機能が豊富に備わっている有料テーマを使うことで、無駄に多くのプラグインをインストールせずに済み、予期せぬ不具合への対処の時間を無くすことができます。
ユーザビリティの向上
ユーザビリティとは「サイト上での操作性や使いやすさ」のことで、ユーザビリティが低い場合、サイト訪問者の離脱率を高めてしまいます。
具体的にユーザビリティを向上させる為には、
- サイトの表示速度を上げる
- デザイン・レイアウトの最適化
- 広告位置の最適化
- 目次・ぱんくずリストの設置
などの方法が挙げられます。
有料テーマでは、これらユーザビリティを向上させる為の要素が初めから備わっているので、ユーザビリティの低さによる訪問者の離脱問題で悩むことはなくなるでしょう。
万全なSEO対策が施されている
SEOにおいて何よりも大切なことは「コンテンツの質」を上げることです。
しかし、サイト内構造を気にしていないようなテーマでは、どんなに良い記事を書いたとしてもSEO上で悪影響を与えてしまう可能性があります。
無料テーマでもSEOに強いとされるテーマはありますが、サイト構造の完成度は確実に有料テーマの方に軍配が上がるでしょう。
有料テーマを利用するデメリット
有料テーマを利用するデメリットは、第一に購入費用が掛かってしまうということ。
もう一つは、人気かつ独自性のあるテーマの場合、同テーマを使用している他者のサイト達とほぼ同様のサイトになってしまうという点です。
- テーマ購入費用が掛かる
- 人気かつ独自性のあるテーマの場合、他者のサイトとデザインが被りやすい
テーマ購入費用が掛かる
「有料」テーマなので、当然ですが購入費用が掛かってしまいます。
ジャンルにもよりますが、個人ブログ向けの有料テーマの場合は、大体1万〜2万円程で販売されているものが多いです。
この金額感を見て「高いな…」と感じる方は、一度有料テーマを購入することで得られる「時間」について考えてみましょう。
前述のメリットで解説した通り、有料テーマではテーマ導入直後から「本格的なデザイン」+「便利な機能」を利用することができます。
言い方を変えると、自分でデザインを調整したりプラグインで機能を増やしたりする必要性がほぼなく、無駄な手間や時間を大幅に省略することができるという訳です。
テーマを購入する = 時間を購入しているのと同じイメージです。
そしてテーマによっては、一度購入すれば複数サイトで使い回しOKなものが沢山存在します。
何らかの理由で「新たなWEBサイトを立ち上げたい!」と考えた時に、購入したテーマを再利用できるのでとても便利です。
この様に考えると、テーマ購入に掛かる費用が安く感じますね。
人気かつ独自性のあるテーマの場合、他者のサイトとデザインが被りやすい
まずは人気かつ独自性のあるテーマの一例を見てみましょう。
アナタも上記デザインに似たサイトを、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか…?
上記テーマは「SANGO」という有料テーマです。
マテリアルデザインというデザイン手法をベースに製作されており、その見た目は他サイトと比較すると特徴的です。
この様に独自性があるかつ人気テーマの場合、既に同テーマを使用している他者のサイト達と、ほぼ同じデザインのサイトが出来上がってしまう可能性が高くなります。
しかし実際のところSEO上は何の問題もなく、人気がある = それだけ実績と信頼のあるテーマということなので、そこまで気にする必要もないでしょう。
そしてこのデメリットに関しては、有料・無料問わず全てのテーマで同じことが言えます。
無料テーマを利用するメリット
無料テーマを利用するメリットは、何といっても購入費用が一切掛からないという点です。
- テーマ購入費用が掛からない
テーマ購入費用が掛からない
購入費用が掛からない = サイトを立ち上げるハードルが下がるので、どうしてもテーマの購入費用を用意できないという場合や、まずはお試しでサイトを運営したいという方は、無料テーマから初めてみてもいいでしょう。
ただし、有料テーマを使うことで得られる恩恵の方が大きすぎるので、長期的にサイトを運営するのであれば断然有料テーマの購入をオススメします。
初めに無料テーマを利用する場合でも、効率的にサイトを運用していきたいのであれば、どこかのタイミングで有料テーマへと乗り換えるべきでしょう。
無料テーマを利用するデメリット
有料テーマのメリットとは真逆の点が、無料テーマのデメリットになります。
具体的には下記の通り。
- デザイン・レイアウトがシンプル(安っぽい)
- 必要最低限の機能しか備わっていない
- ユーザビリティが低い
- SEO対策が万全ではない
※全てではありませんが、無料テーマの中には上記デメリットの一部を感じずに利用できるものも存在します。(後述)
大事なことなので何度も言いますが、調整の為に掛ける無駄な時間を省略して記事執筆に集中したいのであれば、無料テーマは避けるべきでしょう。
どうしても無料テーマを利用する場合は
どうしても無料テーマを利用したいという方への朗報です。
無料テーマのデメリットで挙げた全てのデメリットが解消される訳ではありませんが、一部のデメリットを軽減している無料テーマも存在します。
例えば、「Cocoon」や「Lightning」という無料テーマです。
Cocoonはデザインこそシンプルですが、SEO設計・サイト表示高速化・レスポンシブ設計に関してはしっかり考えられ構築されています。
Lightningはテーマ自体には必要最低限の機能しか備わっていませんが、別途公式の拡張プラグインを1つ導入することで、便利な機能を大幅に増やすことが可能です。
どうしても無料テーマを使うのであれば、上記の様なテーマがオススメでしょう。
最後に
当記事を通して、有料・無料テーマそれぞれのメリット・デメリットがご理解いただけたかと思います。
デザインやレイアウト、その他機能などの調整に掛ける時間を減らして記事執筆作業の効率を上げたいのであれば、有料テーマ一択です。