【図解あり】SaaS・PaaS・IaaSの違いを分かりやすく解説!

SaaS・PaaS・IaaSそれぞれの違い
ポチ

SaaSとPaaSとIaaS、聞いたことはあるけど、それぞれどんな意味で何の違いがあるのか全く分からない。

ユウマ

それじゃあ初心者でも分かりやすいように、図解を含めてSaaS・PaaS・IaaSの違いを解説していくよ。

SaaS・PaaS・IaaSは、IT業界で働く方なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

これら「◯aaS」は、総称して「as a Service(アズ・ア・サービス)」と呼ばれます。

「as a Service」を直訳すると「サービスとして」という意味を持っています。

つまり◯aaSの「◯」に当たる部分を、インターネット上のサービスとして提供するよ!という意味を持っているんですね。

これらを踏まえて結論から先にお伝えすると、SaaS・PaaS・IaaSがそれぞれどんな意味を持っているかは下記の通りです。

SaaS・PaaS・IaaSの正式名称
  • SaaS・・・Software as a Service
  • PaaS・・・Platform as a Service
  • IaaS・・・Infrastructure as a Service

当記事では、これらSaaS・PaaS・IaaSの詳細とそれぞれの形態の違いについて、図解や分かりやすい例えを交えて解説していきます。

目次

3つの「as a Service」の提供範囲を図解で解説!

文面だけで説明すると、3つのas a Serviceが、それぞれ何をどこまで提供してくれるのかが分かりづらいと思います。

そこで下記に図解として、事業者が提供及び管理する範囲と、利用者が管理する範囲を表しました。

SaaS・PaaS・IaaSの違い
IaaS・PaaS・SaaSの事業者提供(管理)範囲

上記図解を見ていただけると分かる通り、3つのas a Serviceの違いは、インフラ・ミドルウェア・アプリケーションのリソース提供範囲の違いになります。

それぞれの提供範囲
  • インフラのみ提供・・・IaaS
  • インフラ+ミドルウェアを提供・・・PaaS
  • インフラ+ミドルウェア+アプリケーションの全てを提供・・・SaaS

SaaSとは

SaaSは「Software as a Service(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)」の略称です。

略称の読み方は「サース」になります。

SaaSは、インターネット経由でサービス提供事業者のサーバーにアクセスすることで、ソフトウェアやアプリケーションの機能を利用することができるサービスです。

難しい言葉抜きで簡潔に解説すると「インターネット経由で利用できるアプリ」です。

さらに分かりやすく「家」で例えると、「土地(インフラ)、電気・水道・ガス(ミドルウェア)、家具一式(アプリケーション)」が全て揃った状態で提供してくれる。というイメージに近いでしょう。

SaaSを家で例えると
SaaSを家で例えると

高度な技術を導入後すぐに利用することができるというのが、SaaSにおける最大のメリットです。

SaaSサービスは現在無数に存在しており、代表的なものでいうとGoogleWorkspaceやAdobe、Shopifyなどが挙げられます。

ユウマ

プログラミングやインフラなどの特別な知識無しに利用できるので、利便性に特化してますね。

PaaSとは

PaaSは「Platform as a Service(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)」の略称です。

略称の読み方は「パース」になります。

PaaSは、アプリケーションを開発する為に必要なプラットフォームを、インターネット経由で提供するサービスです。

PaaSを家で例えると、土地(インフラ)と電気・水道・ガス(ミドルウェア)を提供してくれるサービスで、家具(アプリケーション)は自由に配置してね(開発してね)といったイメージです。

PaaSを家で例えると
PaaSを家で例えると

PaaSでは、アプリケーション開発に必要なインフラ環境やミドルウェアが整っているので、スピーディに開発を進めることができるメリットがあります。

代表的なPaaSサービスは、AWS Elastic BeanstalkやGoogle App Engineなどが挙げられます。

ユウマ

開発をスピーディに行なうことができ便利な一方、IaaSと比較するとカスタマイズの自由度はどうしても劣ってしまいます。

IaaSとは

IaaSは「Infrastructure as a Service(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)」の略称です。

略称の読み方は「イァース」になります。

IaaSは、ネットワークやサーバなどのインフラ環境を、インターネット経由で提供するサービスです。

PaaSとIaaSの違いがイマイチ分かりにくい…という方が多いかと思いますが、こちらも分かりやすく家で例えるとイメージしやすいでしょう。

IaaSを家に例えると、土地(インフラ)のみを提供してくれるサービスで、電気・水道・ガス(ミドルウェア)と家具(アプリケーション)は、自由に工事及び配置(開発)してねというイメージです。

IaaSを家で例えると
IaaSを家で例えると

IaaSで提供されるものはインフラ環境のみになるため、利用者は任意のプラットフォームやアプリケーションを導入・開発することができます。

代表的なIaaSサービスは、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)やGoogle Compute Engine(GCP)などが挙げられます。

ユウマ

3つのas a Serviceの中で、もっともカスタマイズの自由度が高いのがIaaSです。

最後に

当記事では、SaaS・PaaS・IaaSのそれぞれの意味と、各サービスの役割や提供範囲について解説しました。

IT業界では今回のas a Serviceのような横文字が大変多く、それぞれの意味を覚えるのが大変でしょう。

今回例えで解説した「家」のように、分かりやすいものと関連づけてみることで記憶に残りやすくなるので、ぜひ他の用語を覚える時にも活用してみましょう。

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この記事を書いた人

Webベンチャー企業で働くエンジニア | 効率化のためのツール開発とかが好きな人 | ブログ最高月間収益18万 | 千葉県1995年11月生まれ | 当ブログでは「プログラミング・デザイン・ブログ」に関する内容を中心に、役立つ情報を発信します

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