- Javaが難しいと言われている理由が知りたい
- Java学習中だけど難しすぎて挫折しそう…
- プログラミング初心者でもJavaを扱えるようになるの?
Javaは難しい。数あるプログラミング言語の中でも、特にJavaは習得するのが難しい言語だと、そう言われることが多いですよね。
僕自身も、過去にJavaのシステム開発に携わっていましたが、他言語と比較すると難しく感じていました。
この記事ではJavaが難しいと言われる理由を、分かりやすく「4つの項目」に分けて、深掘りながら解説していきます。
記事の後半ではJava学習を挫折せずに継続し、スキルを身につける方法についても解説するので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
Web系企業に勤める現役Webエンジニア兼デザイナー。日々多くのWeb制作/開発プロジェクトに携わり、ディレクターとして動いたり、実際に手を動かしたりして柔軟に活動してます。
なぜJavaは難しいのか?Javaが難しいと言われる4つの理由
なぜ世間一般では、Javaが難しいと言われているのでしょうか?
Javaを扱った経験がある僕が思うに、難しいと言われる理由には以下の4つの点が挙げられます。
それぞれの項目を、順に見ていきましょう。
他言語と比べてコードの記述量が多い
他言語と比較したとき、Javaのコード記述量は圧倒的に多いです。
1つの例として、JavaとRubyで「Hello World」を標準出力させるためのコードを比較してみましょう。
import java.util.*;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World");
}
}
Javaの標準出力
print("Hello World")
Rubyの標準出力
いかがでしょうか?JavaとRubyそれぞれのコードを比較してみると、単に文字列を出力するだけでも、記述量が大幅に変わることが分かりますよね。
ちなみに今回比較対象としてRubyを選びましたが、他の言語と比較した時でも、基本的にJavaの方がコード記述量が多いです。
記述量が多いということは、すなわち「覚なければならないコード量も多くなる」ということです。
初心者にとってはコード1つ理解するのも大変なのに、一度に多くを理解しないといけないなんて、頭を抱えてしまいますよね。
もし僕がプログラミングをJavaから始めたら、挫折してしまっていたかもしれません。それくらい初心者にとっては取っ付きにくい言語です。
解説記事を理解するのに時間がかかる
公式のドキュメント、個人のブログ、Qiitaの記事など全てひっくるめて、Javaは解説記事を理解するのが大変だと言えます。
これは前の項目で挙げた「コードの記述量の多さ」が、理解を妨げる要因となっているからです。
例えばJavaの標準出力のコードを解説する場合は、以下の項目について触れなければなりません。
- java.utilパッケージのインポートについて
- Mainクラスとmainメソッドについて
- System.out.println()について
import java.util.*; //・・・①
public class Main { //・・・②
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World"); //・・・③
}
}
Javaの標準出力
Rubyの標準出力であれば、printメソッドのみ解説されていればOKです。一方Javaでは、広い範囲を解説しなければなりません。
結果的に記事の文字量も多くなり、読者側としては読むのが辛く、理解するのに苦労してしまう訳です。
僕は文字量が多くて難しい内容の記事を見ると、秒速でブラウザバックしてしまいます。
フレームワークの難易度が高い
Javaは難しいと言われていますが、Javaフレームワークは更に複雑で難易度が高いです。
代表的なJavaのフレームワークとしては、
- Spring Framework
- Apache Struts
- SAStruts(Super Agile Struts)
- Play Framework
などが挙げられますが、どのフレームワークも、習得するためには多くの時間が掛かります。
僕は「Spring Boot」というJavaフレームワークを使う案件に携わった経験があるのですが、やはり難易度が高くコードが全く書けず、仕事終わりに死ぬ気で学習していた時期がありました。
コードもそうですが、フレームワークを扱うとなると設計部分や概念的な知識も必要になってくるので、一朝一夕ではまず習得することができないでしょう。
総合的な学習コストが高すぎる
Javaは他言語よりも複雑で理解しづらく、分からないことを検索してみても、内容の難しい記事ばかりが目に入る。
ここまでの解説で分かる通り、Javaは学習コストが非常に高い言語です。
「Javaは難しい」という声をよく耳にするのと同様に、「Javaは初心者にオススメできない」という声もよく聞きますが、それは学習コストの高さがあってのことでしょう。
プログラミングの挫折率は9割と言われていますが、プログラミング初心者全員がもし仮にJavaから学習するならば、その挫折率は9.7割くらいに上がるんじゃないかなと僕は思います。
とはいえJavaは習得が難しい分、習得することにより大きなメリットが得られるのも事実です。
ここから先は、Java習得の先に得られるメリットについて見ていきましょう。
Javaは難しいけれど習得すると大きなメリットもある
Javaは習得するのが難しい分、スキル習得後には大きなメリットを得ることができます。
気になるメリットの内容は、以下の2つです。
- 市場規模がとにかく大きく仕事に困らない
- Javaを習得することで他の言語も簡単に習得できる
それぞれ具体的に見ていきましょう。
市場規模がとにかく大きく仕事に困らない
Javaは数あるプログラミング言語の中でも、トップのシェア率を誇っています。
また、IT業界特化の転職エージェント「レバテックキャリア」が調査した市場調査によると、エンジニアの言語別求人数では、Javaが全体の35%近くを占め1位の座を獲得していることが分かります。
なぜJavaは、ここまで市場規模が大きいのでしょうか?
それはJavaが「汎用性・安定性・保守性」において優れていて、大規模開発にも向いているという事実があるからです。
Javaは一般的なWebアプリやシステムの開発をはじめ、組み込みシステムやIoT機器、ゲームの開発まで幅広い分野で使われている言語です。
そして大規模開発に向いているということから、新規開発案件はもちろん、改修や保守業務もあらゆる場所で発生しています。
この事実が、Javaの市場規模の大きさや、求人数の多さに繋がっているのです。
Javaを習得すれば、仕事に困って食いっぱぐれるようなことはなくなりますね!
Javaを習得することで他の言語も簡単に習得できる
Javaは他のプログラミング言語と共通する部分が多く、一度Javaスキルを身につけてしまえば、他言語も割と簡単に習得することができます。
以下ツイートは、Java学習後に趣味でUnityに手を出した時のものですが、コードへの理解がとても早かったのを覚えています。
またJavaは、プログラミングの基本とも言える「オブジェクト指向言語」の代名詞でもあります。
Javaを学習する = オブジェクト指向についても学習することになるので、Javaから他言語に転向した時でも、Java学習で身につけた知識はとても役に立つのです。
知識や概念的な部分においても汎用性の高いJavaは、とても魅力的な言語だと言えますね。
難しいJava学習を効率良く行いスキルを身につける方法
Javaが難しいことは十分に分かった。初心者の自分はにはJava習得はハードルが高いから、学習を諦めた方がいいのかなぁ?
ここまで記事を読んでいただいた方の中には、これまで以上にJavaを難しく感じて、学習に嫌悪感を抱く人もいるでしょう。
しかし学習手順さえ間違えなければ、言語問わずプログラミングスキルの習得は必ずできます。
結論からお伝えすると、挫折を防ぎながらJavaスキルを身につける方法は、以下の2ステップです。
- 学習の入り口には必ず「Progate」を使う
- 「Udemy」を利用し実践的な開発パターンを学習する
他言語でも言えることですが、新しい言語を学習する時は、まずProgateで学習することを強くオススメします。なぜこの2ステップを提示したのか?それぞれの具体的な理由を見ていきましょう。
学習の入り口には必ず「Progate」を使う
Progateはエンジニア界隈ではとても有名な、オンラインプログラミング学習サービスです。
Progateの最大の特徴は、他のどの学習サービスや書籍よりも、初心者に分かりやすく解説しているという点です。
イラスト中心の解説で、初心者でも簡単に理解できるような内容になっています。
またブラウザ上で全ての学習が完結するので、初心者には難しいJavaの環境構築を行う必要性も一切ありません。
環境構築が難しくて挫折する方も中にはいるので、Progateを利用することで、学習初期の挫折率を大幅に下げることができる訳です。
ちなみに僕も、過去ににはProgateを狂ったように利用して大変お世話になっていました。
実際に利用していたからこそ分かることですが、Progateは楽しくプログラミングを学習できる良質なサービスなので、学習の入り口には必ずProgateでの学習をチョイスしましょう。
「Udemy」を利用し実践的な開発パターンを学習する
Udemyは動画形式でプログラミングを学習することができる、オンライン学習プラットフォームです。
Progateが初心者にとにかく分かりやすく解説しているのに対し、Udemyでは実践的な講座が多く、実際の現場でもそのまま使えるようなコードや開発パターンを解説していることが多いです。
ちなみに現役のエンジニアでも、Udemyを活用して新たな知識や言語をインプットしていることが多いですよ。
動画講座を見ながら、実際に自分の手を動かしつつローカル上で学習を進めていくスタイルになるので、記憶にも残りやすいというメリットがあります。
まずはProgateでJavaの概要をふんわり理解し、Udemyで実践的な知識を得る。Javaを効率的に学習するには、この2ステップが鉄板だと言えるでしょう。
なお「Progate+Udemy」でも拾いきれない細かい知識に関しては、書籍などを活用して補っていくことをオススメします。初めから書籍を使って学習すると、挫折する確率が上がるので気をつけてくださいね。
上記は初心者にも優しく、Java書籍の中の王道とも言える本なのでオススメです。
短期間でJavaを習得したい人はプログラミングスクールの利用を検討する
Javaは独学でも習得することは可能ですが、独学ではスキル習得までにどうしても時間が掛かってしまいます。
独学の場合だと、学習内容が分からなかったり、プログラムのエラーに遭遇してしまった際には全て自分で解決する必要があるためです。
ある程度経験があればすぐに解決できるような内容でも、初心者だと解決までに多くの時間が掛かってしまうんですよね。
また挫折しやすいというのも、独学のデメリットだと言えます。
そのため、最も効率良く短期間でJavaを習得するには、確実にプログラミングスクールを利用するべきでしょう。
独学と比べるとコストは掛かりますが、確実にスキルが身につくことと、習得した先に得られるメリットを考えると費用対効果は高いと言えます。
今現在数多くのスクールが存在していますが、中でもJavaを習得できるオススメのスクールは「TechAcademy」です。
TechAcademyでは、オンライン上から業界最長の「7日間の無料体験」を申し込むことができます。
そのためスクール利用に不安がある方でも、TechAcademyの無料体験を利用することで、スクールの雰囲気を存分に理解することができます。
体験期間中は、チャットサポートやメンタリング、無制限の課題レビュー等を受けることができるので、ぜひ一度利用してみてくださいね。
\ TechAcademyの無料体験 /
チャットサポート, メンタリング, 課題レビューが受けられる!
プロのエンジニアによって考えられたカリキュラムと、万全なサポート体制が整った環境を利用して、最短でスキルを身につけましょう。
【まとめ】Javaは難しいけれど学ぶ価値のある言語
この記事では世間一般のエンジニア界隈にて、Javaが難しいと言われる理由について解説しました。
実際Javaは習得難易度が高く、非常に学習コストが高い言語です。
しかし習得することで仕事に困らなくなったり、他言語で知識を活かすこともできるため、学ぶ価値のある言語だと言えます。
もしあなたが今Javaを学習中で、思うように学習が進まないと悩んでいるのであれば、スクールを利用して短期間でスキルを身につけてしまうのもアリですね。
エンジニアの需要は高いと言われていますが、未経験の場合、年齢によって就職難易度も大きく変わってきます。早めにスキルを身につけて実務経験を得られるよう、今後のアクションプランをしっかり立てていきましょう。
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