
この記事は、プログラミングスクールに通おうと考えているかつ、「TECH::CAMP」と「Code Camp」の2つのスクールで悩んでいる方向けの記事です。
ちなみに、TECH::CAMPには「エンジニア転職コース」「デザイナー転職コース」「プログラミング教養コース」と、3つのコースが存在していますが、本記事で比較解説するのは「エンジニア転職コース」になります。
また、CodeCampの方も「CodeCamp」と「CodeCampGATE」が存在しますが、TECH::CAMPエンジニア転職コースと比較するため、よりサービス内容の近い「CodeCampGate」の方を解説していきます。
僕自身、TECH::CAMP エンジニア転職(旧TECH::EXPERT)でプログラミングを学んだ経験があるので、僕独自の視点から2つのスクールについて比較、解説していきたいと思います。

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TECH::CAMPエンジニア転職とCodeCampGATEを比較してみた!
まずは、TECH::CAMPエンジニア転職とCodeCampGATEの違いついて、表として簡単にまとめたのでご覧ください。
TECH::CAMP エンジニア転職 | CodeCampGATE | |
---|---|---|
受講料 | 712,800円 or 932,800円(税込) | 入学金 33,000円 + 492,800円(税込) |
受講形態 | オンライン or オフライン | オンライン |
講師の対応時間 | 平日10 ~ 22時、土日11 ~ 22時 | 7時 ~ 23時40分 |
学習期間 | 短期集スタイル 10週間 or 夜間・休日スタイル 半年間 |
4ヶ月 (基礎学習2ヶ月 + 実践開発2ヶ月) |
転職保証 | 有り | 無し |
学習の進め方 | カリキュラムに沿って自習 ↓ 他受講生とのチーム開発 |
講師とのマンツーマンレッスン ↓ 専属講師とのチーム開発 |
学習内容 | ・HTML / CSS(Haml / Sass) ・JavaScript / jQuery ・Ruby / Ruby on Rails ・MySQL ・Git ・AWS |
・HTML / CSS / BootStrap ・JavaScript / jQuery ・PHP ・Mysql ・Git ・Vagrant ・Docker |
上の表を見てもらえると分かると思いますが、2つのスクールを比較した時に大きく異なっている部分は、
- 受講形態
- 転職保証
- 学習の進め方
- 学習内容
この4つです。
ここから先は、今挙げた4つの項目を深ぼって、具体的にそれぞれのスクールのメリット&デメリットを比較していきます。
比較その①:受講形態
CodeCampGATEがオンラインのみでの学習なのに対し、TECH::CAMPでは、オンライン or オフライン(教室利用)のどちらでも学習することができます。
オンラインか、オフラインか。
しっかり学習できるなら、両者にそれほど大きな差はないと思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。
オフラインで学習する方がメリットが大きいからです。
具体的には、以下のようなメリットです。
- 同じ目標を持った人達が集まる中で学習することで、モチベーションを高く保つことができる
- プログラミングに関する話題を他の受講生と語ることで、アウトプットが効率良く行える
- 気の知れたプログラミング仲間を作ることができる
僕自身TECH::CAMPに通ったおかげでプログラミング仲間を作ることができ、今では本業の傍ら、その仲間達とWEB制作やWEBシステム開発などの活動ができるようになりました。
上記を踏まえた上で、僕の観点からTECH::CAMPとCodeCampGATEを比較すると、オフラインでの学習に対応しているTECH::CAMPの方に軍配が上がります。
比較その②:転職保証
転職保証とは、スクールでの学習を終了後、転職できなかった場合に受講料が全額返金される保証のことです。
この保証がTECH::CAMPにはついていて、CodeCAMPGATEにはついていません。
一見魅力的かと思いますが、転職保証に関してはあまりメリットを感じることは無いと思います。
全額返金には条件がつけられていて、その中でも特に以下の2つが大きな壁となるからです。
- 決められた期限内にカリキュラムを終了する
- 学習が終了した後のキャリアサポート開始日から6ヶ月経過
まず「決められた期限内にカリキュラムを終了する」という点ですが、逆を返せば「学習の進捗が遅れたら転職保証外れるよ!」ということです。
僕の同期でも学習の進捗が遅れてしまったがために、延長料金を支払い次の期に回され、転職保証も外される。という人が一定数いました。
「学習が終了した後のキャリアサポート開始日から6ヶ月経過」については、
6ヶ月間 + 学習期間(3ヶ月)= 約9ヶ月
上記の間職につけなかった場合に限られるので、TECH::CAMPだけに頼って転職活動を進めるなら、その期間を食いつなぐための資金が必要になります。
僕の周りでは、TECH::CAMP経由で転職活動を進めるのではなく、Wantedlyやその他求人サイトから探して転職活動を進めている人が大半でした。
なぜなら、TECH::CAMP経由での転職は、他の受講生と就職先を取り合う形になります。
そのため倍率が高くなり、書類審査や面接が通って内定を貰える確率も、必然的に低くなってしまい転職難易度が上がるからです。

完結にまとめますが、TECH::CAMPでの転職保証を受けたいのであれば、
- カリキュラムを決められたスケジュール通りに進める
- 約9ヶ月転職活動に学習+転職活動に集中できるだけの資金を持つ
この2つをクリアしなければいけません。
比較その③:学習の進め方
TECH::CAMPでは「自習 → 他受講生とのチーム開発」という流れ、
CodeCampGATEでは「講師とオンライ上でのマンツーマンレッスン → 講師とのチーム開発」という流れで学習を進めます。
※TECH::CAMPは自習になりますが、学習につまづいた際、CodeCampGATE同様講師への質問は可能です。
CodeCampGATEは、基礎学習とチーム開発、どちらも講師と共に学習を進めていくことができる為、TECH::CAMPと比べて学習効率はとても高いと言えるでしょう。
特にチーム開発では、覚えたての技術を持った受講生同士で開発を進めるより、確実な技術を持った講師と開発を進める方が、より正しい知識を得ることができます。
また、講師自体も、TECH::CAMPではプログラミング未経験の人でも採用しているのに比べ(採用後プログラミングを学習する)、CodeCampGATEでは現役のエンジニアのみ講師として採用しています。
そのため、CodeCampGATEの方が講師の質は圧倒的に高いです。
以上の点から、より確実な知識、技術を効率良く得られるのは「CodeCampGATE」でしょう。
比較その④:学習内容
TECH::CAMPでは「Ruby」、CodeCampGATEでは「PHP」のカリキュラムを学習することになります。
RubyとPHPを比較した時に、転職に有利な方は間違いなくPHPです。
下の画像は、2020年6月時点での各求人サイトでのプログラミング言語別求人数を表したデータですが、Rubyに比べPHPの方が求人数が大きく上回っていることが分かります。

このことから、転職に有利かどうかだけに焦点を絞るなら、CodeCampGATEで学習する方が良いでしょう。
次にRubyとPHPを除く学習内容で大きく違う点は、TECH::CAMPでは「AWS」、CodeCampGATEでは「Docker」を学ぶことができるという点です。
最近は未経験エンジニア全体のスキル感が、昔と比べ上がっていることもあり、どちらも早いうちから覚えた方が良い技術です。
ちなみに僕個人の意見としては、DockerよりAWSを学習できるメリットの方が大きいと思います。
(DockerとAWSを比較した場合、AWSの方が学習コストが高いため。)
学習内容の比較についての結論ですが、転職に有利な言語を学びたいならCodeCampGATE、学習コストの高い技術を効率良く学びたいならTECH::CAMPに通うことをオススメします。
最後に
いかがでしたでしょうか...?
どちらのスクールにもそれぞれ違ったメリットがあるので、「こっちの方が良いよ!」とは言えません。
ここまで読んで、まだ悩む方は以下の点に絞って決めると良いでしょう。
下記に当てはまる方は、TECH::CAMPでの受講をオススメします。
- モチベーションを高く保ちながら、一気に転職まで駆け抜けたい
- オンラインよりオフラインの方が良い
- Ruby, AWSを学びたい
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下記に当てはまる方は、CodeCAMPGATEでの受講をオススメします。
- 講師とマンツーマンでの学習をしたい
- オフラインよりオンラインの方が良い
- PHP, Dockerを学びたい
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